こんにちは!現役保育士のhiyoriです。
ここでは、
- 保育士の給料って本当に安いの?
- 給料が高い保育園の特徴は?
- 公立保育士と私立保育士の違いはなに?
といった疑問にお答えしていきたいと思います。
今回は保育園の正社員に絞ってお伝えしていきますので、これから保育士になりたいと考えている方や、給料の高い保育園に転職したいと考えている方必見です!
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保育士の給料は本当に安いのか
結論から言うと、安いです。
保育士の平均年収は313万円。(求人ボックス給料ナビ参照)
日本人の平均年収は433万円。(国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」参照)
これを見ると全体の平均より100万円以上低いことになります。
上の年収を月給換算すると毎月26万円、手取りを考えると22〜23万円でしょうか。
年収にボーナスも含まれていると仮定すると、月給はさらに下がって手取りで20万円を切ることになりそうです。
そして、働いている地域によって給料は大幅に変わるので、月の手取りが15万円程度の方も珍しくないようです。
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給料が高い保育園はある?
もちろんあります。
上でお話した金額はあくまで平均ですので、平均より低いところもあれば高いところもあるのです。
保育士でもお給料が高いところもあるんだね!
せっかく保育士として働くなら、お給料が少しでも高いと嬉しいなぁ
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さて、給料が高い保育園とは一体どのような園なのでしょうか。
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給料の高い保育園の特徴
ここからは給料が高い保育園・安い保育園の違いについて説明したいと思います。
(1)業務内容
給料が高い保育園は、英語や体操、水泳、リトミックなど、さまざまな指導を行っているところが多いです。
この場合、専属の先生を雇っている園もありますが、保育士が教えている園もあります。
そうなると当然業務内容が通常より難しくなるので、給料が高くなる可能性があるのです。
(2)開園時間が長い
保育園の平均開園時間は11.4時間なので、例にすると7:00〜19:00などが多いようです。
そんな中で朝6時から開園していたり、夜は21時まで預かったりなど、平均より長い時間子どもを預かる保育園だと、シフト制だとしても保育士への負担が増えるので給料が高くなる傾向があります。
(3)休日・祝日も開園している
基本的に、日曜・祝日や年末年始は休園である園が多いと思います。
そんな中、連休や日曜・祝日も保育している園は(2)と同様、保育士の負担も大きいので、日曜・祝日休みの保育園で働くよりは給料が高くなる傾向があります。
(4)公立保育園の保育士になる
ㅤ保育園には公立保育園と私立保育園があり、この二つの違いは運営元が違うところです。
公立保育士と私立保育士の年収を比較すると、公立保育士の方が高い結果となっています。(令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の 経営実態調査集計結果参照)
ㅤ特に主任保育士以上になると、年収の差は大きくなります。
以下では、公立保育園と私立保育園の違いについて説明します。
私立保育園
私立保育園は、社会福祉法人や民間企業などが運営しており、各園によってさまざまな特徴があります。なので、働く上での待遇も運営元や各保育園によって大きな違いがあるでしょう。
企業が運営している保育園などは給料が平均より高いところもありますが、それと引き換えに平均より低いところも多いので、ご自身が通勤できる範囲の保育園について求人などで比較し、調べてみることをおすすめします。
公立保育園
公立保育園は地方自治体(市区町村)が運営しています。つまり、公立保育園の正規職員は公務員なのです。
私立保育園で働く際は、保育士資格があればあとはその園の合格基準で採用されますが、公立保育園の場合は保育士資格に加えて公務員試験を受け、合格することが必須となります。
狭き門にはなりますが、給料面は公務員と同じなので、安定した給料+確実な昇給+年2回のボーナスがあり、長い目で見ると私立保育園より高い給料が貰えるようになります。
さらに公立保育園では、日曜・祝日や年末年始は休みの園がほとんどで、開園時間も平均的なところが多いです。
自治体によっては育休3年取得OK、時短勤務あり、つわり休暇あり、夏休あり、など福利厚生が手厚いところも公立保育園で働く上での魅力です。
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まとめ
ここまで、給料が高い保育園について解説してきましたが、結局は楽しく働けることが一番大切です。
給料が高くても、自分に向いていないと感じる業務内容が含まれている場合、長く勤めるのは難しいでしょう。
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『自分は平日休みがあると嬉しいから、土日は出勤しても大丈夫かな』
『夜は長く働いてもそんなに苦痛じゃないから、遅くまで開園している保育園も選択肢に入れてみよう♪』
『定年まで長く勤めたいから公務員試験に挑戦したい!』
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といったように、自分が出来そうな条件を考えて就職活動に活かしてみてくださいね。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
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