こんにちは、現役保育士のhiyoriです!
ここでは、これから保育実習に臨む方へ気をつけるポイントを保育士目線で解説します。
保育実習って本当に憂鬱ですよね。
いくつもの実習を乗り越えてきた身として、ものすごく気持ちがわかります。
慣れない保育園で積極的に動かないといけない、保育士がなんだか怖く感じてしまい気疲れ、さらに子どもたちといっぱい遊んで体もヘトヘト…なのに夜は日誌やら指導案やらで全然寝られない!!
そんな大変な実習を、皆さんに少しでも楽しいものにしてもらうべく、現役保育士をしている筆者が思う『実習生が気をつけるポイント』を丁寧に解説していきます。
アドバイスとしてよく聞く『元気よく』『ハキハキと』『遊びの準備をしっかりしていく』などにプラスして、さらに詳しく掘り下げていきますので、保育実習を控えている方必見です。
担当してくれる保育士に個別で挨拶をする
まずはじめのポイントは『担当してくれる保育士に個別で挨拶をする』です。
朝、保育園に到着して事務室に挨拶をし、着替えなどを済ませてから朝礼に参加するという流れが一般的ではないかと思います。
当然ここまでで会った保育士たちに「おはようございます」とハキハキ挨拶をすることは大切ですが、最も大切にしてほしいのはそのあとです。
その日お世話になるクラスの保育室に入ったら、まずは担任の保育士に挨拶をしましょう。
「本日〇〇組で実習させていただきます、〇〇(自分の名前)です。よろしくお願いします」
こんな感じで大丈夫です。
これだけでグッとあなたの印象がよくなります。
この時に今日の保育目標やねらいを聞いてみてもいいですね。
これって当たり前じゃない?と思うかもしれませんが、意外とできていない実習生が多くいます。
子どもと遊んでいる時の座り方
保育中は正座を心がけましょう。
どうしても足が痺れてしまう場合は横座りにしても良いですが、これは足が飛び出ていて子どもが躓き転んでしまう可能性があるので要注意です。
さすがにいないとは思いますが、あぐらは絶対にNGなのでやめておきましょう。
実習中は、ままごと遊びやブロック遊びなど保育室の床に座る機会があると思いますので、意識してみてください。
メモを取るより子ども優先
日誌を書くために『〇時排泄』など、すぐにメモを取りたい気持ちも分かりますが、実習中は子ども優先です。
子どもたちが排泄に行くタイミングなど、保育士が援助をしている時はメモは取らず、自分も積極的に援助に回るようにしてください。
午睡中や休憩中にまとめてメモを取ることがおすすめですが、どうしてもそれまで覚えておく自信がない方もいると思います。
そんな時は子どもたちが保育士の話を聞いている時など、子どもたちも保育士も落ち着いており援助がすぐに必要ではない場面でササっとメモを取りましょう。
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万が一、何時に何をしたっけ?と忘れてしまった場合は、実習中保育士に質問できるタイミングを見計らったり、実習終了後に聞いてみると良いでしょう。
分からなかったら即質問
質問することはすごく大切です。
実習中、自分は今何をすべきなのか?どのように援助したら良いのだろうか?と悩むタイミングは必ず出てくると思います。
実習生は分からなくて当然です。分からないことは全く恥ずかしいことではないので、どんどん質問してみましょう。
「保育士が忙しそうだから…」と遠慮はせず、タイミングを見計らって自分はどこを援助したら良いかをすすんで質問しましょう。
質問できず、ただ見守るだけになってしまうと、実習に対する意欲を感じられないと評価されてしまうかもしれません。
言葉遣いに気をつける
子どもたちとの会話では言葉遣いに気をつけましょう。
普段からよく使う『マジ』『やばい』『超』などの若者言葉は使わないように心がけ、代わりに『本当』『すごい』『とても』などの言葉を使うよう意識しましょう。
普段の言葉遣いは無意識にポロッと出てしまいがちです。
基本的には、保育士の言葉かけの真似をするよう意識するといいかもしれません。
実習終わりは担任に挨拶を忘れない
必ずその日お世話になった保育士の元へ行き、直接挨拶をするようにしましょう。
実習終了時間になり、保育室の出入り口で挨拶をして帰ってしまう実習生は多いです。
そうなると保育士も、その日の実習はどうだったか、どのようなところが良くてどこを気をつけた方が良いのかなどの指導ができません。
指導をしてもらえるチャンスを得られるのに加え、挨拶をきちんとすることで、かなり印象が良くなると思います。
挨拶をしたあとに質問をすると、実習に対する意欲を感じられるのでさらに良いですね。
※日中すでにいくつか質問してた場合は無理に質問しなくても大丈夫です
日誌・指導案の期限は守る
日誌や指導案の期限は守りましょう。
大体は朝提出かと思いますが、せっかく持ってきていても昼過ぎに提出なんてことになると、担当してくれる保育士が目を通す時間が限られてしまい、あなたの書類のために残業をすることになりかねません。
印象を良くするためにも提出期限は必ず守るようにしましょう。
万が一遅れてしまいそうな場合は下手に隠さず、朝のうちに自分から正直に話しておきましょう。
保育士の意図が分からない箇所は、言葉の使い方に気をつける
これは日誌での注意点です。
なぜ保育士がこのような言葉掛けをしたのか?と疑問に思う箇所が出てくることもあるかもしれません。
実習生にとっては、他にも良い言葉かけがあるのでは?と感じた場合も、保育士側には意図があるかもしれません。
保育は毎日の積み重ねです。
保育士と子どもたちの間にはあなたが見た場面以外に、以前から積み重ねてきた様々な出来事や信頼関係があります。
『以前はこう言葉かけをしたけどあまり上手くいかなかったな、今回はこっちを試してみよう』など、保育士は日々いろいろな意図を持って子どもたちと接しています。
表面のみで安易に決めつけて書かずに、意図が分からなかった場合はあらかじめ質問をしておくか、憶測ではなく事実のみを記載するようにしましょう。(これも⑥の段階で質問しておくと良いと思います)
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実習が大変なのは十分わかります。
その上で、保育士も普段の業務に加えて、実習生の指導・書類の添削を行なっていることを忘れずに、指導してもらったことや日誌に目を通してくれていることに感謝の気持ちを持ってみると実習がただ辛いだけのものではなくなるかもしれませんね。
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以上8つが、現役保育士が思う保育実習で気をつけるべきポイントです。
まとめ
今回は、保育実習で気をつけるべきポイントを現役保育士目線でお伝えしました。
実習の大変なことばかりに目が行ってしまうと思いますが、子どもたちと過ごす日々は笑顔と学びで満ちていると思います。
今回お話したポイントは、必ず全て守らなくてはいけないものではありませんが、うまく活用してぜひ楽しい実習を過ごしてください。
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あなたが楽しく実習出来ることが一番大切です。
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皆さんの実習が楽しく実りあるものになりますよう、少しでも参考になれば幸いです。
ぜひ子どもたちとの時間を楽しんでくださいね!
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最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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